ふわりの日記

社交不安障害のママふわりと、息子こーたんの子育て日記です

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東日本大震災から8年の今日思うこと~5歳の息子へ震災の話をどう伝えていくべきか~

2019.3.11

 

東日本大震災から8年が経ちました。

 

旦那の実家はその時に流されてしまいました。

 

親類は皆無事だったことが不幸中の幸いです。

 

東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福を

お祈りいたします。

 

東日本大震災から8年気仙沼の海

息子は震災から2年後に産まれたのですが、

パパが昔住んでいたお家は津波で流されてしまったという話を

3歳になる前に教えていました。

 

少し話すのが早すぎてしまったのか、

地震にすごく敏感で、

今でも年に何度か鳴る「緊急地震速報」の音を聞いた日は、

不安からか「幼稚園に行きたくない。今日はお家にママといる。

と、しばらく私にしがみついて離れない時もあります。

 

以前、私がまだ外に働きに行っていて息子を保育所に預けていた時も、

朝ごはんを食べている時に「緊急地震速報」がなり、

息子が怖がってどうしても私から離れることができず、

仕事を休ませてもらった時もありました。

 

それだけ不安を感じやすい息子(現5歳)なので、

テレビで津波の映像が流れる時は、まだ見せるのは早いかな?

と思い、チャンネルをかえるようにしていたのですが。。。

 

数か月前に、旦那の実家にお泊りに行った時に、

ちょうどテレビで震災関連の番組がはじまりました。

私は、津波の映像が流れそうなタイミングで

「あっちの部屋で遊ぼうか!!」

と、息子を誘い出したのですが、

お義父さんが息子に、

「ほら、津波の映像流れるぞ。見てみな!」

と言って、息子を抱っこしてしまいました。

 

いつも「静かにしなさい」と言ってもきかない息子も、

津波の映像を見て無口に。

「こうなって、じぃじが住んでたお家流されちゃったんだよ。」

とお義父さんが声をかけても、

ただうなずくだけで、ジーっとテレビを見つめていました。

 

見せない方が良かったのか。

いづれは知ってほしいと思っていたけれど、今見せても大丈夫

だったのか。。。

 

東日本大震災から8年気仙沼の海2

 

少し話は変わりますが、

私自身も震災で家財が倒れたり、水道やしばらく使えない体験はしましたが、

旦那の実家と比べたら被害があったなんてとても言えないレベルです。

 

映像ではなく、実際に津波を目の当たりにし、

知り合いで亡くなられた方もいて、

家も、今までの思い出も流されてしまった義父母。

 

なので、震災の話になると、何と声をかけたらいいのか・・・

と、いつも言葉に詰まってしまいます。

 

例えば、

「昔は切手とか、記念通貨とか集めるが好きで集めてたんだけどなぁ。

全部、流されてしまったなぁ。」

 

とか、

 

「うちも昔はこの時期、ひな人形とか飾ってたんだけどな。もう無くなってしまったからな。。。」

 

旦那も、私の幼少期の写真を見て、

「ふわりは小さい頃の写真があっていいなぁ」

 

 

そんな風に言われた時に、

気の利いたことを言ってあげられたらいいのに、

何て言っていいのか。。。

本当に分かりません。

 

ただ、震災によって義父母や旦那がどれだけ心に傷を負ったのか、

少しわかる事ができた気がします。

かける言葉は見つからないけれど、気持ちに寄り添ってあげなくちゃな

と思いました。

 

なので息子にも、

産まれる前の話なのであまりピンとこない部分もあると思いますが、

義父母の気持ちに少しでも寄り添ってあげられるような

優しさが育ってくれたらなと思います。

 

なので、息子の心の成長の様子をみながら、

東日本大震災の事、

少しづつ伝えていかなければいけないなと思いました。